マグニチュード99

最期の時まで美学を求めると決めた

昏睡する息子の覚醒を信じて12年間待った老母

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12年の昏睡から息子が覚醒 信じて待ち続けた中国人母

sputnik© Fotolia / Sudok1

2018年11月09日 13:11

 

「食材を買うことができず、1カ月間水しか飲めない時もあった。」

彼女の年齢からして、「大躍進」時の飢餓や、「文化革命」の武装闘争と混乱を経験しただろう。

彼女は息子への愛情とともに、そうした他言無用の過酷な歴史的経験を生きる強い力に転化させ、何事にも微動だにしない、強い人になっていったのではないのだろうか。

写真の自らを信じる彼女の凛とした顔だちに、それが表れているように思えてならなかった。