産経WEST 2015.9.21 11:00更新
いつ見てもピッカピカ なぜ阪急電車は「美しすぎる」?
伝統の色「阪急マルーン」の背後に浮かぶ〝ブランド〟
マルーン(色)ーWikipedia
現在の阪急電鉄電車の白く塗りたくった屋根部分は、まるで鳥のフンの塊に見えて来る。
阪急電鉄は、開業以来の伝統美で人気が高い阪急マルーンを尊重するのが、もし本心であるのなら、何故、屋根部分にマルーンとは別の強い存在感を示す白色を、マルーンの存在力を減縮する様に被せ置いたのだろうか。
そうしなければならなかった理由は、何なのか。
そうした方が、美しいのか?
企業の存在力を示す車体色の社会的印象を考えれば、伝統色であり広く強く支持を重ねて来たそれまでの阪急マルーンの「全塗装」こそが、阪急電鉄の存在力だったのだ。
そう考えれば、阪急電鉄経営幹部よりも同社を支えて来た利用客や沿線住民、そして鉄道ファンたちの方が、経営感覚がより優れているとしか思えなくなって来た。
美しくなければ、「阪急マルーン」即ち阪急電鉄の魅力は消え、タダの動く電車だ。
大丈夫か?阪急電鉄。