米、非常事態宣言の可能性示唆 メキシコ壁巡りトランプ氏と報道
北海道新聞01/28 13:19 更新
デンゼル・ワシントン主演映画「マーシャル・ロー」
非常事態宣言を示唆する彼の本心に戒厳令の実施があるのかどうかは、まだ分からない。
デンゼル・ワシントン主演のハリウッド映画「マーシャル・ロー」の題名は、日本語で戒厳令寸前の状態を言い表している。
それは、現代と近未来、そして遠い将来のアメリカ社会を想定する多くの作品を作り続けて、観客の市民に思考の機会と場を、作品によって予言や警告として提供し続けているハリウッドらしく、意味深長に、この映画は1998年に作られた。
だが、本物の戒厳令は、近未来に置いて経済破綻が表面化し、国内での騒乱と内乱、それに伴い連邦政府の財政破綻の原因となった財政運営と、FRBの本質に異を唱える幾つかの州による独立闘争の時だ。
実際に、ペンタゴン国防総省は南北戦争から150年を超えた2008年、内乱などの騒乱に備えた専門部隊を設置したのである。
その流れにあるアメリカの戒厳令宣言は、世界の資本主義体制を再編し、世界統一の電子通貨決済を敷き詰め、ニセ情報退治を騙って自由な言論の交流を規制し、全ての政策を効率的に運営するために各国政府を超国家主義体制にしたうえで世界統一政府を創設するという、その実態は世界の0.1%層を更に飛躍させる為の世界革命、それは、トロッキズムに繋がるとも評価されたネオコンサバティズム・ネオコンにも似た、隠れて絶対的な権力を揮う階級による「上からの革命」であるのには違いがないのである。