ロシア人が経験した経済的苦難は、間もなく日本人が経験する事になる。
それは、ドル破綻宣言と日本経済の破綻の時だ。
ソビエト連邦が崩壊した直後、軍人でも給与や年金などの収入が数か月間遅配したり、無給になったり、職場が次々と倒産したりと、或いは女子大学生が買春のカネで靴下買ったとかいう類の話もあった。
その時は、ソ連時代にロシア人の多くが郊外に別荘を持っていたので、そこに畑を作って自給自足の仕組みを整えたが、食糧安全保障が既に崩壊した今の日本人は、それが出来るだろうか。
欧米中の国際資本が、世界経済戦略に則って、日本人の労働力と資産をタダ同然で手に入れるためには、日本人が小児的な精神と知識、思考力へと劣化し、世界の現実を知らず、社会に潜む経済問題も語れず論理的思考が出来なくなることは、彼らにとって非常に重要な条件となるのだ。
そのために、英語公用化とゆとり教育、テレビ新聞などでの社会工作が行われて来た。
第二次世界大戦の戦勝国による占領支配政策は、今も未だ続いているのである。
