日本にアメリカの中距離ミサイルが配備されることが、どうしてロシアにとって脅威となるのか?
sputnik2019年11月17日
米国防長官、中距離ミサイルのアジア配備に意欲
日本経済新聞2019/8/3
米、沖縄に新型中距離弾道ミサイル配備計画
女性自身 記事投稿日:2019/10/030 最終更新日:2019/10/03
この度、初来日する事になったのが、何と大胆な「核弾頭搭載のIRBM地上配備」様だ(笑)。
これは勿論、トランプ一流の「やり過ぎ戦略」。
だが北海道新聞は、北海道人に強く注目しては欲しくはない情報であるらしく、未だ北海道と沖縄の2つの地名を見出し付けしていない。
そして秘密保護法に沿った姿勢なのかどうか、多くの国内新聞と並んでテレビも詳しい報道を避けている様だ。
6月のトランプの、日米安保条約破棄発言報道を思い出せ。
その心は、「俺もアメリカも一緒に嫌いになって好し、後は勝手にやってくれ、但しロシアも中国も、アメリカと共に戦勝国の立場に在るには変わりがないままだ」。
これも、中東や東欧、中央アジアなどで軍事的にも政治的にも騒動を引き起こして掻き回したトランプ外交によって、NATOが弱体化する懸念さえある海外の軍事紛争に引き込みそうなトランプをNATO諸国が揃って危険人物視し、反ロシア思考から欧州自立・親ロシア有益論へ誘導して離米政策を採用させたと同様に、安倍政権と自衛隊など国防関係者たちへの、離米政策採用の動機とその弾みを与えるための日本イジメ戦術だ。
その流れの中で、日本人から日米安保が安全保障からむしろ危険視される方向に世論が傾く様に、戦時には真っ先に攻撃対象となるイージスアショア・イージスBMDシステムが設定されたのだ。
だがそのBMDを使っても、多核弾頭で複数の弾頭を同時に分散して落下させれば、また本来、音速を超える速度で落下する核弾頭を撃墜し完全に無力化する事自体、不可能な事なのだ。
そもそも、SLBM潜水艦搭載型戦略核弾頭に換えて、或いはそれに加えて、今ここで露中に向けた核弾頭の総数を早急に増加しなければならない様な、軍事的な大きな環境の変化は東アジア域のどこにも見当たらないではないか。
しかもアメリカ国内の反シオニスト系国際資本は、今まで静かに、自身の狙いが世界に目立たない様育てて来たロシアと中国の国際資本の養親なのだから、アメリカ軍が今ここで沖縄と北海道に新たな核を配備して、ロシアと中国への攻撃的姿勢を示す大きな軍事的利益が有るはずがない。
それとも、アメリカ軍が第二列島線グアム島まで撤退する後の跡継ぎとなる、ロシアと中国の軍事的な対日戦略を有利にする為に、中露両国が更に西太平洋域に大きく進出する動機をトランプは与えたいのかも知れない。
もし、安倍政権がプーチン政権との融和政策を推進し、習近平政権とも融和政策を推進する今の状況下で、このIRBM配備を安倍政権自身が積極的に支持推進すれば、対露対中の二つの外交政策は崩壊して、一気に日本周辺の軍事的緊張は高まって行く。
その様に安倍政権にとって、トランプからのIRBM配備押し付けは、秘密保護法などによってクソメディアによる報道規制が行われる中で、それが意識ある日本人に知れ渡った時、防衛組織などの一定範囲でも深刻な論争に発展して行く可能性が大きい。
しかし安倍政権は、プーチン及び習近平との友好関係を構築する事でしか、ドル破綻宣言後はルーブルと元の財政支援を受けられないのだから、今の安部はトランプが差し込み仕掛けた何枚もの「ババ」を引き当て無いように、今晩もそれから逃れるための助言を求めて各方面に電話をし、眠られない夜を過ごしているだろう。
明日の朝の彼の顔は、きっと今朝と同じく浮腫んでいるに違いない。