良質な音質と映像を楽しむために、是非「ようつべ」でご覧ください。
良質な音質と映像を楽しむために、是非「ようつべ」でご覧ください。
コメント欄に在る様に、彼は只の「ナルシストでマゾヒスト」であったとしか思えない(笑)。
誰しもが我は何者なのか、体力気力を失う時まで自身を探し続けるのが人生だとは思う所だが、当時は貧農の娘が人減らしの為、都会に奉公に出されるのが常であった苦界青森の中で、経済的に豊かな生家に育った彼には、田畑や荒海で這いつくばって生きる人々から「打たれ強さ」を学ぶことがなかったのではないのか。
彼が次々と女性を追い求め続けて行ったのは、食うために必死に生きる青森の人たちの様には地を這う強かさを良しとは出来ない自分がいて、地に足が着かない作家としてしか生きては行けそうにない、強い信念や自信を持てない、劣等感や焦りにも似た秘めた不安感が常に切迫し、その解消の術として、昇華として働いていたのが女の体ではなかったのか、そんな気がしてならない。