フェッセンデンの宇宙ーwikipedia
子供の頃にこれを読んだ時からジジイになった今に至るまで、私の中に強い印象を残したこの作品を忘れる事は無かった。
これは、単なるSF小説ではない。
1%、0,1%の可能性を持つ論を決して捨てず、その全てを鞄の中に入れておき、決して不可知論を採る事無く、全てを疑い、一旦、全てをひっくり返し、あの鞄の中から役立ちそうな物を取り出して、それを当てはめ、繰り返し繰り返し、最初から考え直す機会を与えてくれる。
それこそが、科学的思考に最も必要な事だ。
現代詐欺資本主義社会に生きる我々99%層なら、これを読んだ後メシが不味くなる程、気が重くなるかも知れないケド(笑)。
がんばれ、人間!
がんばれ、99%層!