マグニチュード99

最期の時まで美学を求めると決めた

事実を探る、知識を蓄える、観ずる、その時は今だ。

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パンデミックの今 土いじりはより多くの幸福感をもたらす趣味

© Sputnik / Alex Aminev
2020年05月21日

 

人間が考えをいろいろとめぐらす時、一番に良い条件は歩きながら考えることだ。

ミミズを嫌がり化学肥料しか使えない、魚を捌けないといった生活能力を欠如した今の多くの日本人には出来そうもないのが、この幸福感を満たす土いじり、農作業。

そして子供の頃、魚釣りに欠かせなかったのが、餌にしたミミズと秋刀魚の切り身だ。

そのミミズは裏の花畑と野菜畑に沢山いて、そこから生手で取ったミミズをガラスの瓶に入れ、釣り場まで持って釣ったものだ。

もちろん、針の長さに合わせてちぎって刺した(笑)。

何処に行っても、グミも山ぶどうもグスベリも、みんなみんな採り放題、バフンウニも採り放題食べ放題、地域の慣習を知らない新米警察官が飲酒運転の取り締まりをして、反感を抱いた漁師たちから漁港の海に放り投げられたとか(笑)、ここでは語る事が出来ないパンツのゴムが緩んだようなユルイ話がゴロゴロあったのが、昭和世代の人間だった。

一人でウニを一箱20個以上(笑)、腹いっぱい食べた経験あるか?

甘いトマト、辛い大根、辛い塩辛、それら全て基本的生活能力、生き抜く力とともに、昭和で捨て去った日本の伝統食文化である。