黄色フォグランプ、ヘルパー、短スコ、砂袋、古い毛布、色々備えてこそ北海道。

温暖な地域で運転する人たちが勘違いをするのは、北海道は雪国ではなく「過酷な寒冷地」であるから、路面状態が気温の変化に伴って大きく変化するのが理解されていない事。

雪国は、富山や秋田、新潟などの本州日本海側の地域の事。

だから北海道の者から見れば、未経験の人が北海道の真冬にレンタカーで旅行するなんて、余りにも不勉強過ぎて開いた口が塞がらないという話になってしまう。

でも、レンタカー会社は東南アジア諸国から来る観光客に対し、彼らからの多くの要望に応えて、この真冬に北海道一周の車を貸し出していたというのが実情（笑）。

ついでに言うと、北海道では４駆が持てはやされがちだが、前駆でも後躯でも登れない登坂を４駆で無理やり登れば、下り坂ではそこでの急勾配や距離が問題になる。

坂を下りるとは、重力の力で落ちるのであって、駆動力で降りる訳ではない。

むしろ落ちる作用に対してエンジンブレーキで抑制を働かせ、速度を加減するのが肝になる。

つまり、４駆でカッコを付けて昇った後は、長い急勾配をスリップしながら「落ちる」事になるという事（笑）。

マグニチュード99