旭川市科学館の体験機器相次ぎ故障 旧式で修理きかず、代替機は高額
北海道新聞10/16 05:00
3Dと言っても、所詮は映像の視聴であって、直接的な体験ではないのだ。
体験型学習を重視するのなら、学校側が子供たちを実際に海山に引率して、また子供たちがそこを安全な毎日の遊び場として利用できるよう、関係機関が環境整備をする事が最も大切だ。
子供にとって、自然で満ち溢れる水と緑の遊び場こそ自然科学への学習の入り口であり、そこから科学的思考能力を得られる場であり、また全ての科学的領域へ入り口になる。
だが随分と簡単に、キリギリスの頭がコロンと落ちるのには難儀したものだ(笑)。
3Dにしなければ子供へ科学教育が出来ないと考えるのは、むしろ自然の中で得られるはずの子供の感性や学習能力を過小に判断し、教育予算の確保と増額を望む行政側の大人の都合を子供側と納税者に押しつけているに過ぎないのである。
私は子供の時分、よく満天の星と輝く月を遠く眺めながら、何時かは天体望遠鏡を手に入れてこの星空の世界に入りたいとの思いが募って、ようやく30歳を超えてから口径30cmのシュミカセ式望遠鏡を購入して思いを遂げることが出来、それで惑星群や月面のクレーターを間近に見て、子供の様に喜んだ。
何事もなかなか手が届かない夢を持つことによって、そこに夢と希望、意欲が育つことも時にはあるものだ。