マグニチュード99

最期の時まで美学を求めると決めた

ハイ・ファイ・セット 『卒業写真』 1975年

https://www.youtube.com/watch?v=5ZNHlekD73s

良質な音質と映像を楽しむために、是非「ようつべ」でご覧ください。

 

だが「人ごみに流されて 変わってゆく私を あなたはときどき 遠くでしかって」というのもまた、女の我がまま心情が表れていて、私なら「そんな事、知った事か」って思うな(笑)。

どっちが別れを切り出したにせよ、一旦、別れた後は二人ともきれいさっぱりと気持ちを整理する努力をするのが別れの礼儀、そうする事で互いが新しい人生を作って行かなくちゃいけません。

いつまでも、昔の手紙や二人の写真を宝物にしていてはなりません。

何故?

それは、過ぎ去った時間は、もう二度と戻って来る事は無いからであります。

思い出は、美しい事だけが大切な思い出として残ります。

汚れた思い出という物は、美しい思い出よりも忘れ易く出来ています。

人間は都合悪い事を、尚も後生大事に抱えたまま生きたいとは思いませんし、そのまま一時も忘れる事無く生きて行く様には、出来ていない物なのですよ。

ですから、「あなたはときどき 遠くでしかって」と願ったとしても、その時その彼は貴女を切り捨て、決して叱る機会を持とうとはしないと思いますよ、もしその彼が私なら(笑)。