マグニチュード99

最期の時まで美学を求めると決めた

札幌市民は、冬の大地震と全域停電に備えを進めていますか?

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備える.JP 防災グッズ - 防災用品と備えの方法

「備蓄食料や非常用トイレ、携帯ラジオからガイガーカウンターまで多種多様な防災グッズの特徴や必要性、活用のポイントをご紹介。最も重要な「命を守るための道具」を始めに、様々な災害用品のレビューを通じて本当に役立つ防災グッズを解説いたします。」

 

あの福島沖で巨大地震と大津波が起きた2011年から遡って6年前の2015年、衆議院予算委員会公聴会で石橋教授が公述人となり、地震と火山で生成するこの日本で時限爆弾の原発が日本破滅の主因となるのだと、「地震と共存する文化を」〜衆議院で石橋教授が原発震災を強く警告(全文)来たる大震災を強く警告していました。

彼の公述は、当然ですがテレビのコメンテーターの類の話とは違います。

地震の専門家が、科学的根拠を示しながら日本に巨大地震が迫っているとして、それに対する国家的対策を急ぐべきだと、国会議員や政府閣僚、官僚たちに対して、福島沖巨大地震の6年前に公述して忠告したのです。

「天は自ら助くる者を助く」、「人事を尽くして天命を待つ」、という諺があります。

北海道では冬期間の大震災と全域停電は、除雪と排雪の作業をも困難にして食料など一般生活物資や灯油の供給も滞り、災害時の暖房対策は直接的に生命に関わっています。

中小規模の災害であればそれに備え、常時、灯油タンクを満タンに近い状態にしておき、ポータブル石油ストーブを使用するのにも、灯油用ポリタンクを用意しておかなければなりません。

また、全域停電に至るほどの危機的事態になれば、灯油ストーブの着火も出来ませんし、需要の急増や設備の故障、道路の崩壊など、多くの阻害要因が同時発生し、灯油の供給を円滑に確保するのが困難になるのですから、例えばガスボンベストーブや、薪ストーブ、ペレットストーブなどの使用を予め検討するべきです。

もし、予想される根室釧路沖での巨大地震、或いは311地震の影響として懸念されている東北沖でのそれが起きれば、地震と大津波の影響で苫小牧港付近の港湾施設が機能しなくなり、北海道の電力発電の凡そ3分の1以上を占めるあの苫東厚真発電所も海岸に立地しているために、破壊するか機能停止となるでしょう。

人間は、何かの理由で都合が悪い事実や問題、心配に対しては忘れたり、考えないようにして楽な方向へと走る結果、結局は安全を守る事に失敗するという誤った自己防衛へと走りがちですが、何よりも冷静に、最低7~10日程度の危機的状態を想定して、自身と家族の為に備えを整えるしか生き残る道はないのです。

それは、政府がミサイル防衛と称して、命中率10~30%のイージスアショアを数千億円の言い値でアメリ軍産複合体から導入しながら、その一方で神戸市民、福島県民、熊本県民などの被災者に対する避難救難支援には鈍い反応しか示さなかった経験からも明らかです。

そして、時に都合好く展開される合理的根拠がない安全安心論には、そこに何らかの経済目的や社会的地位の保身を目論む邪悪な狙いがあると、私は考えています。

あの福島原発事故の経験を経たはずの日本人なら、この国で深刻な危機発生の場合には、税金ドロボーと揶揄される政府自治体には全く信頼も期待も寄せてはならず、常日頃から危機に備えて自らが自らの責任で自身と家族を守る以外にないのだと、思い知ったはずなのです。

それが、この美しい国日本の実像です。

 

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