停電 頼りは同胞ネットワーク 札幌の外国人観光客
北海道新聞09/25 05:00
「東京は英語がある程度通じるが、札幌はあまり通じないと思う」と、ここで強調する記事には、二つの意味が隠れている。
一つは、北海道人は簡単な英会話が出来ない程、向上心が極端に低いと言う事実、二つ目は、北海道新聞社にとっては英会話が可能な欧米圏外国人だけが外国人であって、しかし北海道を訪れる海外観光客の80%がアジア圏であるから、香港人などの例外を除いて凡そ英語会話能力を持たない人たちが殆んどである、という極めて都合が悪い事実だ。
昨今の北海道新聞社の報道姿勢からは、政府が推進する殖民地的英語公用化政策、即ち欧米式雇用形態、英語圏企業活動拡大への支援と日本文化の破壊に対して、報道人の理想から自ら遠ざかり、政府の国家主義的政策へ積極的に加担する以外、何も見えては来なかったというのが、私の率直な感想である。