「反移民」主張の団体がデモ 市民ら「差別反対」と抗議
北海道新聞10/14 18:09 更新
金融・経済用語辞典
両建てとは
レイシストなどと表記しカタカナ語、英語を偏愛する差別反対の運動が目に付くが、彼ら一見対立する運動体の声を、その額面通りに受け取ることは私には出来ない。
移民に反対するにも一定の隠された政治的背景があり、それとは逆に賛成するのにも同様の隠された政治的背景がある。
この日本をグローバル経済主義の大津波の力で、経済的或いは文化的な侵略を目的とする勢力が目論む移民政策には、私は当然に反対の声を挙げよう。
それと同時に、挑発的で破壊的な暴力を持って、日本で暮らす友好的な異民族に対する偏狭な排外行為を示す勢力には、私は反対する。
プロレス、両建ての類の政治的戦略は今、始まったことではなく、かつても第２次世界大戦の敗戦直後から１９７０年代に亘って繰り広げられた右翼と左翼の武闘、或いは取り分け左翼内各派間の武闘が、結局は一般大衆の社会的変革実現の希望の中に失望感や厭世観を持ち込んで、一般大衆から継続した社会的関心や考察力を根こそぎ奪い去り、現在の幼児化した社会と若者を拡大再生産し続けるという、奴隷と家畜の日本社会を形成する結果をもたらしたのだ。
１％層・支配層のこうした対立と抗争を演出するプロレス、両建ての政治的戦略が、美しくも核心を突くことなく空疎で稚拙な言葉を連呼して、或いは扇情的な言葉と暴力で政府の介入を政治的にも法律的にも導き入れて、大メディアを動員してその存在と影響力を演出し、狙う方向へ世間を誘い込もうとする世論工作のため、巧みにそれらの正体を隠しながら、今日の今日まで歴史的に繰り返されている事を、私たちは忘れてはならない。
「地獄への道は善意（マグニチュード９９：そして、ここに「無知と無関心」とを加えよう）と言う舗装で敷き詰められている」は、「プロレス、両建て」という仕組みの役割の一つなのである。
