北海道新聞12/14 15:32
かつては「アメリカがくしゃみをすれば、日本は風邪をひく」と言われたが、今の経済状況は「中国がくしゃみをすれば、日本は風邪をひく」なのだ。
政府、自治体、そして日本中のテレビ新聞は、インバウンドだの、ライトアップだの、美味しいだの、キレイだの、ユルキャラだの、カワイイだの、安全だのと体裁がよく都合の好い言葉を並べられるだけ並べ立て、それで観光業を日本全体と北海道に押し付ける。
だが、上記の関係機関が国際経済や社会経済の教育普及など知的資産を育成するための教育を今のまま放棄して、観光業を日本の産業の柱にしようとそこに人材と予算と投資を一極注入すれば、それは日本人がこの日本を育てて来た工業力などで国際競争力を持つ最大要因たる知的資産を弱める方向へと進むだろう。
それは既に、中国の経済力が日本を凌駕している現実からしても、それは明白だ。
観光産業を持ち上げる不可解な政策は、隠れた売国政策だと私は言い切る。