国防総省がCIAへの作戦支援体制を停止したのには、この情報を握っていたことが背景の一つにあるからだ。
ジーナ・ハスペルCIA長官を逮捕した陸軍は、長官である彼女の国家反逆罪の容疑が陸軍に及ぶのを、トランプ勢力との間で協力関係を結ぶことでそれを防ぐ狙いから、フランクフルト領事館急襲作戦でCIAのパソコン接収と長官逮捕を実行するという取引が行われた可能性がある。
そして２０１８年にジーナ・ハスペルがCIA長官就任以来、CIAと陸軍との間で摩擦が大きくなっていたという情報もある事から、歴史上初めてCIA内部職員から選任された彼女の長官就任が、実はトランプ側がCIAを含む軍産複合体（それは勿論、民主党を支配して来た側にある）を潰すために仕組んだ罠であった可能性をも十分に考えて置くべきなのだ。
CIAは本来、国内での活動は禁止され国外でしか活動できない所で、ハスペル長官は国内活動を今まで以上に拡大強化しようとして、Military Intelligence Service, MIS陸軍情報部との間で対立を深め、そこにペンタゴン・国防総省が国防思想の堅持と組織防衛の危機を感じ、CIAに対し攻撃的姿勢を強く押し出さなければならない必要があったと、私は想像する。
