マグニチュード99

最期の時まで美学を求めると決めた

トランプは、習近平を引き出すために自ら壊し退いた


jp.sputniknews.comp

 
トランプ氏が米朝会談決裂の理由を明かす

自分の要求は完全非核化、金正恩氏は部分的

sputnik© REUTERS / Jorge Silva

2019年03月01日

 

今回の「決裂」は、トランプの何時ものやり過ぎ戦術だ。

トランプと交渉する機会を得ることが出来た金正恩が、アメリカの経済支援を随時に引き出すために交渉条件の大事な駒となる核弾頭を一気に削減する考えを最初から持ってはいないのは、至極当然のことである。

それと同時に、自らの権力と地位を維持したい特権階級である軍幹部の強硬派が金正恩に反旗を挙げる動機を弱め、彼らの不満と不安を静めるために、金正恩が核弾頭を非公然に一定数保有する必要がある事を、トランプは対北朝鮮戦略として認めるからこそ、中国とロシアに北朝鮮への後見人と管理人との立場を今まで以上に強要しながら、北朝鮮の地下資源を欲する国際資本の要求に応えようと、昨年から本格駆動し始めた。

だが、反シオニスト系資本勢力の使徒であるトランプを揶揄するしかない民主党と自称リベラル派や、シオニスト系資本の奴隷である世界のメディアは、北朝鮮には政治的取引が不可能な「完全で検証可能、不可逆的な兵器の廃棄」を交渉の前提としている。

シオニスト系勢力は、その前提条件を金正恩へ強く要求しないトランプはアメリカと世界の利益にそぐわないと騒ぎ立てるが、軍事力で圧倒的な破壊力を保持するアメリカ大統領のトランプにとっては、北朝鮮の核弾頭管理を将来に亘って、世界の支配力を分担し、背中の後ろでお互いの手を繋ぎ合い影の盟友である中国やロシアの影響下に置く限り、また北朝鮮ICBM大陸間弾道弾は耐熱性能と命中率が未完成である限り、その脅威は従前通りに極めて限定的で、それ故に今の今まで、核弾頭生産管理と運搬手段の関連施設への破壊攻撃が不要だったのだ。

そして今、中国共産党の養親である反シオニスト系国際資本の使徒トランプは、反シ系資本が育てた毛沢東に擬製する習近平シオニスト系国際資本への強力な抵抗勢力として力を示す舞台を用意し、その舞台となるのが、北朝鮮と韓国の融和政策だ。

つまり、トランプは自ら舞台から降板し、それに替わって今以上に、習近平が朝鮮南北問題の和解進展に影響力を強める事を中国に要求していると言う訳だ。

そうした米中間での経済戦略の呉越同舟囲碁や将棋の世界の如く戦略と戦術が複雑に絡み合う中で、「資本の論理」が底流に貫徹する世界の歴史から見れば、半導体貿易禁止などの対中経済圧力は、習近平への強力な圧力としてトランプが仕掛けた取引材料の一つと考えるのも、全く不思議ではない話なのである。

 ウォーレン・バフェット曰く、『我々が歴史から学ぶべきなのは、人々が歴史から学ばないという事実だ』。

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