北朝鮮公館襲撃に米関与か スペインでCIAと報道
北海道新聞03/13 21:36 更新
この事件の前段に在るのが、下にある3月1日付けの記事、「トランプは、習近平を引き出すために自ら壊し退いた」だ。
アメリカ・トランプが悪役となって世界中をひっかきまわし、経済力衰退に同期させて世界から外交的評価を下げていて、欧州各国はそうした過激派アメリカから、政治的にも軍事的にも欧州に首を突っ込まれたくないという姿勢を取り続けている。
そしてアジア地域諸国が期待を寄せる北朝鮮・韓国融和政策の環境で、北朝鮮政府の椅子を蹴とばし悪役を演じたトランプ・アメリカの第二次挑発が、この大使館攻撃だ。
これは最初から中国・習近平を主人公に据えたかったトランプが、自ら交渉当事者の力量に泥を塗り、トランプに替えて習近平を表舞台に舞台に登場させるべく演じた、いつもの通りの「やりすぎ作戦」と見た。
スペイン紙のエル・パイスが政府筋から、北朝鮮大使館襲撃にはCIAが関与している、と情報を入手して報道した流れも、トランプ筋の指令でCIAが指揮下の工作員にあるスペイン政府筋から流したと見え、それはアメリカ悪玉論に拍車を掛ける戦術だ。
トランプ政権発足以来、アメリカ外交に「自傷行為」ばかりが目立つのは、シオニスト系勢力との闘いの中で生み出された「やりすぎ作戦」から生まれる政策である所為なのである。