イージス停止、ロシアは注視 日米同盟になお警戒感
北海道新聞06/18
ロシア イージス・アショア断念に続く日本の動向に注視
© Sputnik / Foreign Ministry of the Russian Federation
2020年06月18日
米、原子力空母3隻で中国けん制 3年ぶり、太平洋に同時展開
北海道新聞06/17
アメリカ海軍の空母が3隻同時に配備されたのには、北朝鮮指導部に何らかの異変が起きた事情がもたらした可能性はある。
あの金与正の動向が最近急に激しくなっている事から、脳死説が飛び交う金正恩に代わって、政務を取り仕切る必要が生じているのではないか、との疑いを拭い切れないのだ。
つまり、朝鮮半島での混乱に対処するためにした3隻空母派遣という解釈だ。
またそれと同時に、トランプ流の中国イジメで中国軍に刺激を刺し、西太平洋を含めて世界中から撤退中のアメリカ軍に取って代わる中国軍に対し、もっと積極的に太平洋西域での展開を早めるよう要求する戦略とも見て取れる。
ロシア海軍と中国海軍の動向は日本で報道されていないが、さて、どうなのだろうか。
それで、思い出した話がある。
なんと2018年、函館港で親善訪問と一般公開をしたロシア海軍のミサイル巡洋艦ヴァリャーグを私が見物に行った時、近くを通りかかった函館市民のオジサンが、ヴァリャーグを自衛隊の艦船だと言っていたのには驚いた(笑)。
つまり、日本人のほとんどが海自とロシア海軍との関係性を全く知らない、相互訪問と共同訓練を定期的に実施していると知らされてはいないから、ロシア海軍艦艇が函館港を訪問するなど想像さえしていなかったのだ。
そして、このイージス・アショア配備停止決定は、安倍が進めて来たロシア・プーチン及び中国・習近平への接近政策が、今もジワジワと裏で進行中である事を示している。
それは勿論、アメリカ太平洋軍が西太平洋域からグアムまで撤退するのに同期して、トランプがチクチクと安倍に対し、対中対露融和政策を様々に嫌がらせのイジメで強要し続けて来た離米促進政策の一環だ。
まあ、このコロナ・スリラー劇場を本当にコロナVの所為だと簡単に洗脳される程度の、悲しくも無邪気でお人好しの日本人では、アジアと世界の大転換劇、世界同時革命を鑑賞するのは無理な話である。
何れは終わるこのスリラー劇場の後始末を、0.1%層に全資産を奪われた後に、ただ黙々と強いられる三流国民となった悲しみに沈む日本人の後姿が、この目に浮かぶのだ。