マグニチュード99

最期の時まで美学を求めると決めた

食料自給率実質ゼロで「経済大国」もくそもあるか。

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日本は本当に「経済大国」なのか?:経済統計と海外経済との比較でみた日本経済の本当の姿
中岡望 | ジャーナリスト
2/22(月)

 

自分の脳みそで考えず、国際経済の利権権益に沿った工作的で表層的な情報に振り回され、騙され、勉強しなくなって、その結果が今の日本経済なのです。

しかし、今のコロナ・スリラー劇場にいつまでも騙され続けて、或いは黙認追認を重ね、自ら経済自滅の道を選ぶという「見ざる聞かざる言わざる」の日本人を見、三島由紀夫の言葉を借りれば、私は「それでもいいと思つてゐる人たちと、私は口をきく気にもなれなくなつてゐるのである」。

今のコロナ・スリラー劇場は、日本人が生来備えている免疫力で得た獲得免疫や自然免疫によって未発症、軽症化、或いは気付かずに回復するなどの人が大多数なのに、次にはワクチンの遺伝子組み換え注射によって多くの日本人が免疫を獲得したのだと脚本化されて、次には既に用意されているであろう新たな恐怖の疫病・スリラー劇場への前座とされる。

私の亡父は、第二次世界大戦の敗戦後、銃殺される恐れを何とか回避して、3年間に亘る食糧難と疫病の中で強制労働の捕虜生活を送った後に帰還した。

だがそうした個人的な大苦難の経験と日本人総和の歴史的経験が、それから75年を経た今、果たして今もそれが困難に溢れる人生に生かされているかどうかを思う時、お粗末ながらも未だインターネット社会の御利益が何とか残存する中でありながら、今の日本人は75年前の人々以上に自ら無知になり、或いは無知に置かれ、何も考えなくなった、危機感を喪失した、そう思えて仕方がないのです。

『「二十五年間に希望を一つ一つ失つて、もはや行き着く先が見えてしまつたやうな今日では、その幾多の希望がいかに空疎で、いかに俗悪で、しかも希望に要したエネルギーがいかに厖大であつたかに唖然とする。これだけのエネルギーを絶望に使つてゐたら、もう少しどうにかなつてゐたのではないか。
私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このまま行つたら「日本」はなくなつてしまうのではないかといふ感を日ましに深くする。日本はなくなつて、その代はりに、無機的な、からつぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう。それでもいいと思つてゐる人たちと、私は口をきく気にもなれなくなつてゐるのである。」— 三島由紀夫「果たし得てゐない約束――私の中の二十五年』

世界の現実は、詐欺と暴力で支配する紳士面した強奪資本主義社会だ。

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