マグニチュード99

最期の時まで美学を求めると決めた

即席ラーメンを高級レストランでフレンチ風にすると

 ニンゲン観察モニタリング★竹内涼真が突然 渋谷に現われて大パニックSP

2018年10月18日(木)

  • ニンゲン観察4
  • インスタント食品を高級レストランで出したら肩書きや雰囲気に流される?チキンラーメンを味はそのままでフレンチ風に美しく盛り付け

tv.yahoo.co.jp

 

これは今晩のテレビ番組で、これを食べた客からは「これはスゴイな、超美味い!これ。」と返って来たらしいが、私はテレビを持っていないので観られない(笑)。

私は昔、ある著名なフランス料理人と彼の従業員との会話を耳にした時、私がかねてから推察していた通りの、彼の本性を知ってしまったのだ。

「客を如何に満足させるか、それが最も大切だ」。

その言葉には、次にある意味が秘められているのだ。

「客は、それがどれだけ美味しい食事であるのかは、どうでも好いのが本音なのだ」。

「客は常に、自分をあらゆる側面から高級な人間、上位にある者であるのかを、店側の人間や、他の客たち、連れ添って来た人間、或いは社会全体から認められているのだと、客自身がそう自己満足を得られるように、褒め言葉と羨望の視線を周囲から引き出すための演出と言葉を周囲に発しているのだ」。

私には、和洋を問わずに高級店の多くが、観客、演出監督、出演者、全てが馴れ合いの人間で満たされながらも、それは同時に呉越同舟の、一風吹けば軽く吹き飛びそうなテント劇場に見える。

その彼らには、添加物を加えずに新鮮なハラワタで作ったイカの塩辛を、アルミ箔を敷いたストーブの上に置いて焼き、それを熱いご飯に乗せて食べるという、日本人の古典的な日常に在る贅沢さを是非、知って欲しいものだ。