顔認証でチケット配信 札幌のＩＴベンチャー 来夏にも実用化
北海道新聞10/18 05:00
これに異常な社会だと感じない、考えない人たちが大勢いて、それに意見を表明する機会があっても一言も抗議しないから、1％の支配層は、この社会的な仕組みが次第に日本人全体に容認されて来たと見做すのだ。
しかし、考えても見ると好い。
街中で誰かが自分の子供や連れにカメラを向けると、多くのダンナは怒り出すだろう。
それと全く同じく、たかが1枚のチケット販売で、どこの馬の骨とも分からない人間や企業、組織が、どの様な内容の法的保障に基づいて、自分の顔写真を撮影提供させ、入手し、何所で、どれだけの時間、或いは何日、何か月、何年、それをビッグデータなどで保管管理しているのか、一定期間で削除の要求を受け入れるのか、当の本人はそれらの権利の保障と実現の手段を充分に理解しているというのか。
こうなるまでに、そうした個人情報を提供しなければならない真面な理由があったとは、何一つ思い当たらない。
そこで高々チケット1枚欲しさに、クレジット決済に加え、分別なく顔写真を提供するという個人情報提供を易々と受け入れる者もまた、バカの極みと言う事だ。
それにしても、ＩＴベンチャー企業という者は、倫理観、法的正義、歴史から学ぶ力などをこの先、どこまで抜却して行くのであろうか。
日本がそう言う社会になりつつあるということは、残念だが日本人の脳力（学力よりも広範な分野での能力）もあの国並みに（笑）落ちて来たという一つの証明なのだろう。
私はそれを、奴隷化と家畜化と称している。
