あの「シェルブールの雨傘」もまたそうだが、大人になると若い時の様に奪う愛だけではなく、こうして別れる愛もまた一つの愛の形として自身の中に育ってしまう、この哀しさ。
それが、この名作「ひまわり (映画) - Wikipedia」だ。
日本?
日本は、「映画『アルキメデスの大戦』公式サイト」(笑)。
ある作品が芸術だと言うのであれば、それは芸術として多くの厳しい評価を受けるのを許し、またそれと同時にそれに長年の間も耐えられる作品でなければ、それでゼニを稼ぐのを許してはならない。
映画ファンは、お祭り騒ぎに乗じることなく、率直に高評価も批判も制作者に投じるべきだ。
そうでなければ、かつての世界に冠たる日本映画は戻ってこない。
今の日本映画は、カネさえ稼げば好いとする制作者側と、批判する事無く行儀よく大人しい観客との間に於いて高評価も低評価も交わされる事無く、ヒマつぶしの映画鑑賞にただ満足する馴れ合いに終始して、その双方の共犯によって自滅したのだ。
日本映画そのものが子供の国になった姿は、日本の国そのものが大人の感性と姿勢を失った子供の国である事が反映した姿である。