マグニチュード99

最期の時まで美学を求めると決めた

日本敗戦後の放送局を使って、アメリカが親米世論を形成した社会工作

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2007年 03月 31日

「秘密のファイル CIAの対日工作(上下)/春名幹男」

 

WIRED
2010.07.30 FRI 23:00

GoogleとCIAが投資する「世界監視システム」

「米Google社とCIAの投資機関は、リアルタイムでウェブを監視し、「未来を予測する」という技術に投資している。」

 

後記にあるのは、上記共同通信社出版の「秘密のファイル CIAの対日工作 上・下」からの抜粋である。

そこには、敗戦後多くの日本人が耳と目を塞ぎ、口を閉ざして来た情報が満載だ。

そして、地球温暖化説を振りまく気象予報士たちの世論工作の一翼を担うCBC中部日本放送が、日本最初の商業放送としてラジオ放送を始めたのだが、しかしその後を含めて、日本の商業放送局の番組を作り編成していた所の実態は、在東京のアメリカ大使館が日本国内各ラジオ局に対して制作済みの番組を無料で配布していたのだという歴史が、そこに隠されていた。

私にとっては、そのCBCの件は印象深いものであった(笑)。

以下は、その抜粋部分だ。

            第 6 章  

 3 思想改造

民放に無料の米番組

1951年(昭和26年)9月1日、日本で初めての民間放送が始まった。

吉田茂首相が訪米して、対日講和条約に調印するちょうど1週間前のことである。翌1952年4月28日に日本が独立を回復することが決まり、戦後復興へさらに踏み出そうとしていた時期だ。だが、朝鮮戦争はなお続いており、東アジアは緊張に包まれていた。

民放の第1号は名古屋の中部日本放送CBC)である。午前6時半。

「みなさん、おはようございます」

で始まった最初の番組はニュースだった。

・・・

電波に乗って、明るいムードのアメリカの文化が全国の茶の間に届けられるようになったのはこれ以降のことである。だが、その裏で、アメリカの心理戦略が始動したことに気付く者はだれもいなかった。

・・・

だが、揺籃期の民放には取材網の不備と音楽ソフトの不足といった悩みがあった。

実は、その欠点を補い、助ける形で、東京のアメリカ大使館が”既製品”のラジオ番組を制作して、各放送局に配布していた。

アメリカ大使館ラジオ部のプロがつくった番組は、バラエティーに富み、まさに完成品だった。大使館には、当時は貴重だったアメリカ音楽のレコードが米本国からふんだんに送られてきていた。

そして、何よりも、完成品の番組は無料だった。各ラジオ局は、配られてきた番組をそのまま放送することができた。番組の制作、提供者の名前は一切紹介されず、視聴者は各放送局でつくられたものと思っていた。

米大使館ラジオ部は、まるで無料のラジオ番組通信社のようなものだった。

出演者は、日本のラジオ、テレビの草創期から活躍した大物俳優や司会者、タレントばかりで、聞けば驚くようなそうそうたる顔ぶれだった。

多くの日本人がラジオ番組を通じて、アメリカ文化に親しみを持つようになった。日本人のアメリカ好きはこうして醸成されていったのである。

実は、アメリカ大使館のラジオ番組制作は、アメリカ政府の情報機関が極秘裏に進めた「対日心理戦略計画」の工作の一環だった。独立を回復する日本に、反共の風土を植え付け、親アメリカの世論を形成するのが狙いである。

アメリ国立公文書館で発見した米国家安全保障会議NSC)の秘密文書から、その事実を確認する事ができた。

・・・以下省略

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