イスラエル連立 中東和平崩壊の危機だ
北海道新聞05/06
アメリカ経済は、既に実質的に破綻している。
イスラエルは、そのアメリカの軍事的な支援を得られないのだから、望んで自滅的な軍事行動に出るか、中東諸国との融和政策を採用するか、その選択を迫られる。
だがロシアや中国がイスラエルとの経済的協力関係が深まった今では、イスラエルがハルマゲドンとなる大規模な軍事力を展開するのは、今、太平洋西域からグアム島までアメリカ軍が撤退して同域を中国に移譲したと同様、アメリカ国内の反シオニスト系勢力が特にロシアの中東介入を誘導して来た経緯と目的から、ロシア中国の中東北介入とアフリカに対する影響力を導き出す結果に終わり、イスラエル国として有利な結果を得るのは難しいだろう。
そうした状況下では、経済権益を共有するに至ったロシアを中心にして、イスラエルはパレスチナ自治区を国家として黙認若しくは正式承認し、パレスチナ民族との共存を探るしか道は残らないのではないのだろうか。
食料安全保障を自ら捨て去り、第一次産業従事者を見下して来た、見栄っ張りの好い振りこきで、ノンキでお人好しな日本人は、明日も満足にコメが喰えるとは思わない方が好い。
世界は、残酷だ。
