マグニチュード99

最期の時まで美学を求めると決めた

「福原愛さんの中国東北方言と台湾方言を交えたトークに会場爆笑」日本人に必要なのは彼女を例にする外国言語の多様化だ

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「このまま行つたら「日本」はなくなつてしまうのではないか」

「或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう」

三島由紀夫の二つの言葉では、今や下段の言葉よりも上段の言葉が現実になった。

凡そ30年近く前に中国の李鵬が、いや当時の中国中枢にいた政財官全てが、日本は消えて無くなると見透ししていただろう。

そう考えなかったのは、当の日本人だけなのだ。

 

『「二十五年間に希望を一つ一つ失つて、もはや行き着く先が見えてしまつたやうな今日では、その幾多の希望がいかに空疎で、いかに俗悪で、しかも希望に要したエネルギーがいかに厖大であつたかに唖然とする。これだけのエネルギーを絶望に使つてゐたら、もう少しどうにかなつてゐたのではないか。
私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このまま行つたら「日本」はなくなつてしまうのではないかといふ感を日ましに深くする。日本はなくなつて、その代はりに、無機的な、からつぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう。それでもいいと思つてゐる人たちと、私は口をきく気にもなれなくなつてゐるのである。」— 三島由紀夫「果たし得てゐない約束――私の中の二十五年』

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