北海道新聞11/05 05:00
報道の自由度ランキング 2018年
「地震や全域停電(ブラックアウト)を経験し、」?
ここで、いちいちブラックアウトと添え書きしなくても、カタカナ語の乱用を標準化させようとする邪悪な工作機関のマスメディアが、カタカナ語を乱用浸透せず、フツーに「地震や全域停電を経験し、」と表現さえすれば、それで200%、読者に伝わるなの話だ。
また、カタカナ語の使用が世間で一般化しているから、などど自らのカタカナ語乱用を正当化するのが政府機関、市町村自治体、広告代理店、テレビ・大メディアたちカタカナ語乱用推進勢力の言いぐさだが、自身がそれを一番に推進しておきながら世間一般と言い換えて自己弁護に走るその様は、それこそ「盗人猛々しい」というヤツだ。
「最近、NHKが民放みたいになった」と厳しく指摘した農家のおばちゃんの声を私は耳にしたが、凡そ日本の国民市民は、腹の中では、二枚舌を重ねる彼らに対して信頼など全く寄せてはいないと言うのが、報道の自由度ランキング世界第67位の背景である。
テレビの視聴率が低下し続け、新聞購読量がそれと同様の方向にあるのも、そうした日本人社会の内実が反映しているのだ。