棒二森屋 最後の日曜 「さみしくなるね」
北海道新聞01/28 05:00
既に50年以上前から、有能な若者は函館市から東京・本州方面へと就職先を求め、函館は「過去の遺産」に食い扶持を求めるだけの観光産業に全面的に依存していた。
それに加えて函館人の閉鎖的な気質から、小金を貯め込むには積極的だが新規事業への積極的な投資には逃げ腰で、「よそ者」を取り込まず、問題解決能力を備える為に広く人材と資金、また知識を求めようとはせず、地域経済への不振と不安の問題に潜む国際資本の影響力の学習や、内的に一人一人の「生き方」の改革を怠っていた。
それら全ての基本的な問題が、現在の函館衰退、いや北海道と日本全体の衰退に共通する大きな要因なのだ。
これこそが、「繋がる」の実態だ(笑)。
北海道人と日本人は、詐欺的な政治家、無責任な官僚、そして情報工作機関たるメディアに騙されてはならない。
自らの頭で情報を広く集め、疑い、考えるのが肝要なのだ。