「世界で活躍できる人材育成を」 SGH登別明日が成果発表
北海道新聞03/10 05:00
スーパーグローバルハイスクールSGH
先ずは母語の日本語教育を進めなければならない立場にあるはずの文科省が、「スーパーグローバルハイスクール事業(SGH)」(笑)。
文科省の政策にある本音は、欧米こそが唯一の「世界」であり、殖民地に生きる日本人は英語圏企業の奴隷や家畜として黙って働け!だ。
世界と日本の経済構造を知らされないままに、階級意識を脳内から根っこごと引き抜かれ、悲しくも「茹でガエル」とされた子供と若者たちに、警告しておく。
世界経済は、欧米国際資本が投資を重ねて育てた中国の経済力が、今、最大のけん引役を担っていると知るか?
何故、日本政府は「グローバル」経済と言いながら、英語以外の、北京語や広東語、ベトナム語、インドネシア語、今、高い経済成長力で競争力を高め、市場としても高い位置を占めて来た多くのアジア圏言語を教育強化しせずに、英語のみを押し付けるのかを考えたことがあるか?
政府が言う「グローバル」には、「英語圏」をそう総言い換えなければならない殖民地国家としての、国民には公に出来ない深い事情があるのだ。
しかし、商売相手を好きであろうと、嫌いであろうと、商売ではそれに関わりなく進めなければ、それに先んじた者には勝てはしない。
その先んじた者とは、日中国交回復後のアジア経済圏の勃興を図った田中角栄を、ロッキード事件の東京地検特捜がアメリカ政府からの政治的配慮で証拠の文書を取得し東京地裁に提供するなどして有罪に持ち込み、物理的にも政治的にも日本の指導層から排除し、それから40年を経た今、こうして日本人に日本政府を使って英語公用化を押し付けている欧米国際資本こそが、中国での投資と企業活動に先んじた者そのものであったのだ。