日産に迫る仏政府の影 ゴーン氏、ルノーCEO続投
日本経済新聞 2018/2/16 23:41
NEWSポストセブン「日産・ルノー経営統合説」浮上で問われる重大疑問
2018.05.22 16:00
EXCITENEWS
フリーメイソンが「ルペン降ろし」実行、現地紙報道
TOCANA 2017年4月26日 08:00
日本を守るのに右も左もない
2015年01月15日
お家騒動による分裂から一族大同団結へ向かうロスチャイルド
第10話 トマス・グラバー外伝 三菱商事ホームページ
(2018,11,25 22:35更新)
日産ゴーン騒動を社内のクーデターと分析評価するだけでは、その本質を日本国内に限る日本固有の問題として矮小化する方向に導かれる。
日産は既にフランス・ロチルド財閥の資本を株式の形で直接間接的に受け入れ、その影響力を受けている企業の最高経営者の人事に関して、その国際資本の存在と威力に一言も触れないままに社内権力闘争として分析を語るのはどうした事か。
そもそも、第二次世界大戦の敗戦直後の闇市場を摘発する為にCIAが創設した東京地検 特別捜査部 - Wikipedia が、その親分筋に当たるアメリカ・トランプ政府とCIAの指示なしに、フランス政府とその背後にある国際資本とのケンカを民間企業日産の一社単独で仕掛けるのが可能なのか、そうすることで何か確固たる大きな利益があるのか?
だが、日本の新聞テレビ、そしてこのはてなブログでも、そこを突いた情報が広く世間に顔を見せることは国内外に潜む奴隷的工作員たちの手によって、それは到底不可能だと何時もの様に見た上で、今この記事を綴っている。
ルノー社は、ロスチャイルド財閥一族のフランス分家ロチルド財閥が所有する企業だ。
ゴーン、ルノー社、マクロン、フランス政府、彼らはロチルド家がアクセルを踏み続けるフランス製100万馬力の自動車のエンジンやオイルとして働き、そこに注ぎ込まれるガソリンは、政府がルノー社の15%を持つ筆頭株主として出資した、フランス国民から吸い上げた血税であった。
欧州の主を自認するフランス政府が、外交政治の面では独自の権益を求めてアメリカ政府との距離を保ち、アメリカが進めた米ソ冷戦の間隙を突いて、貿易と政治、軍事の分野でロシア及び旧ソ連の間で時間の壁を超えて親和性を保ってきた歴史の底流には、こうした国家資本主義経済の思想的共通項があったのだ。
またボルシェビキ・ロシア共産党指導部が国家の情報全てを管理し、労働者が政治経済的決定権を主権者として掌握することなく、政府の歯車、奴隷家畜ではあっても、国家の主権者として存在した時代など一瞬たりとも在りはしなかったソビエト連邦の実像とは、ML・マルクスとレーニンの教科書に記された社会主義社会でもなければ共産主義社会でもない、フランスとの親戚付き合いをするのに抵抗感が全くない、アメリカから小麦を輸入し続け、ブレジネフはニクソンからフォードの高級車リンカーン・コンチネンタルをプレゼントされ、ベトナム戦争時もパリクラブ - Wikipediaを経由して行われたと推定されるアメリカからの財政支援受け入れなど、それは紛れもない国家資本主義社会であった。
その教科書とは、世界の支配層1%層内の核にいる0,1%層が、世界各国の被支配層99%層への支配力を維持強化のために創作した二極化対立構造である、資本主義対社会共産主義、自由主義対全体主義、米ソ冷戦構造、階級社会の細分化と内部対立、それらの演出という舞台作りと脚本であった、国際資本が設計した「世界経済戦略」だと考える。
そしてそれは99%層を煙に巻くために、90%の事実と共に10%の荒唐無稽の露骨な虚偽を故意に提示して、さも100%が虚偽であるかの様に情報全体の信用を貶める方法で、いわゆる陰謀論として日常的に喧伝されていることを忘れてはならない。
そうして進化を重ねて来た欧米資本が今、この日本でも飽くなき食欲を日本人に見せつけている。
例え、日産が世界に通用する「技術の日産」であっても、それは欧州から遥か彼方の東アジア域、目がつり上がった黄色人が経営する企業としての「商品価値」であり、基より欧米国際資本が必死になって守り育てるべき対象とする企業自体ではない。
日産ゴーン騒動は、ゴーンを時限爆弾にして自動車産業界を通じ、国際資本の殖民地である日本社会に送り込んだロスチャイルド財閥内のフランス・ロチルド家と、同じく日本で既に広く権益を持つイギリス・ロスチャイルド家との間で、自動車業界に止まらずに繰り広げられる原発やIT産業、軍事、上水道運営、種子食料、被服、化粧品、観光、建設、家電、その外あらゆる分野の市場支配を巡る争いが繰り広げられて来た歴史の一つの場面に過ぎない。
その中で、フランス・マクロン政権を生み出したロチルド財閥と、それは英語読みでロスチャイルド財閥と読む事からも明らかな様に、イギリスのロスチャイルド財閥とは同族であることを理解して念頭に置かなければ、過ねては、利害調整が上手くいかなくて一族内で反目し合った経緯があるイギリス家との間で、再び何かの利害不一致で反目が強まり、この先にも繰り返されるであろう国際市場の奪い合いという有形無形の、「国際資本の戦争」の本質を理解するのが難しくなる。
それは、幾多の国際資本が地球上の隅々の至る所で利害調整の為に離反協力を繰り返し、今日も隠然と、或いは公然と繰り返している何時も通りの戦争なのである。
そしてあのアメリカ・ロックフェラー財閥は、ロチルド財閥が日産三菱を吸収合併するなどしてこれ以上、日本自動産業界で支配力を強めるのを阻止したいロスチャイルド家との間で、その利害目的を共通にする共同闘争の絶好の機と捉えて連合軍を形成していると、私は推察している。
因みにあの幕末の英雄とされる坂本龍馬は、かつてイギリス中国間のアヘン戦争の直接的な原因となった中国へのアヘン輸出や武器輸出で商益を得ていたマセソン商会が元請けになり、更にあの長崎に在住したトマス・グラバー商会がその孫請けになっていたという経済構造の中でグラバーと手を組んで、諸大名へ供給する武器の取引代理業者である身分を安全保障にしたが、しかし同時に日本に於いて大規模な武器の需要を高める内乱を拡大させる政治工作員として利用され、それは龍馬自身が江戸城開城の工作に走った事で、上層からは裏切りと評価されて暗殺の憂き目に会ったのだが、その欧米国際資本が暗闘を繰り広げた幕末を舞台に、彼は各方面の重要人物との関係性を築いて行ったのだ。
更には、長崎の邸宅をグラバー家から買い受け、国際資本とは商業上の友好関係が既に幕末期にあったであろう創成期の三菱財閥は、香港上海銀行 - Wikipediaを東アジア圏で広く貿易決済銀行として設立したロスチャイルド財閥との間で、現在まで経済協力関係を築いて来たという因縁だ。
そうした邪悪な資本の歴史から今のフランスの政財界を振り返れば、反マクロン反グローバル主義者として極右と形容されるルペンは、ロチルド閥を日産から追い出して日本市場からフランス・ロスチャイルド家を衰退させたいとするロックフェラー財閥、更にはイギリス・ロスチャイルド家がそれに加わった可能性を否定できないままに、彼ら反ロチルド閥勢がフランス政界に送り込んだ刺客だと見えた。
また日本の舞台では、ゴーン解任に伴うフランス政府とロチルド閥から総攻撃に曝される日産の経営不安をテコにされ、この先に用意された再び訪れる日産の経営不振、そしてそこで展開される株価急落低迷の新たな舞台上では、ロチルド閥の強力な買収工作と並行して、ロックフェラー財閥が日産との提携先の三菱を侵入口にし、日産を支配下に置こうとする新たな乗っ取り戦争が始まる可能性が強まってくる。
更にはその時、パリとロンドンの両家と共に、ニューヨーク、北京や上海の国際総資本が肩を並べて日産に乗り込んで来る可能性さえあるだろう。
資本主義の世界は、日本人が好む「絆」と言う引力では決してなく、世界共通の「カネ」と言う引力で、太陽の周りを回っているのだ。