広島平和式典中デモ、「規制を」 市民アンケで７割近くが回答
北海道新聞06/24 13:32 更新
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北海道新聞06/24 20:07
暴力行為や恐喝などによって、式典進行へ著しく妨害が在ったのならまだしも、その式典へ反対抗議をする社会的主張の手段としてのデモ・デモンストレーションは、大声やスピーカーの集合音によってある程度の大音量になっても、自由と民主主義の社会を創るために99％層が手にする少ない意見表明、意志表示の合法手段として99％層が死守するべき権利だ。
それをウルサイの一言で意志表明を塞ごうと企む者は、第二次世界大戦の歴史からは何一つ学ばなかった愚かな人間であり、或いは、そう主張する勢力に組みする者は、自由主義者ではない、全体主義者、1％層、そしてその奴隷である以外に無い。
そもそも広島市がこうしてわざわざアンケートを取った結果で、『約６０％から「うるさいと感じた」、約６９％から「条例を定めて規制すべきだ」』と回答があったとしても、その反応は「感情」として極めて当然で、しかし回答選択肢の中に理性として、果たして「いるさいと感じたが、しかしデモは自由主義社会であれば許されるべきだ」との選択肢があったのか、また「著しい暴力行為を伴うデモであれば条例を定めて罰則化しても好い」とかの、選択される可能性が高い選択肢が設定されてあったのかどうか、それが記事にあるアンケート結果に潜む世論工作の怪しさだ。
つまり、上記の記事にあるアンケート方法で、専ら感情論に終始する回答が用意されていたのであれば、それはデモ規制を許容する回答が多数となる方向へ誘導する結果しか残らないのだ。
この紳士たる広島市は、中国共産党独裁の中国に抵抗する香港の「逃亡犯（引渡）条例」反対デモに対して、一体どのような感想を抱いているのだろうか（笑）。
そして日本人、香港人、中国人、全ての人間が人間として等しくデモをする権力を持っているはずなのに、このデモ規制を求める条例制定の趣旨では、同じ人間・99％層の香港市民の意志は最初から無きものとして価値付けされてしまう。
それが、日本人の自由主義思想の水準だ。
