マグニチュード99

最期の時まで美学を求めると決めた

トランプは、下院委員長を「黒人」と侮辱発言したのか?

www.hokkaido-np.co.jp

米大統領、黒人下院委員長を攻撃 「彼の選挙区は米国最悪」

北海道新聞07/28 11:42

 

黒人 - Wikipedia」は蔑称であるから、それに代えて「アフリカ系アメリカ人」と呼ぶのを求めらえるのが、今のアメリカ人社会だ。

その上で、トランプがこの下院委員長を黒人と呼び、それを事実として前提に、ここで見出しを「黒人下院委員長を攻撃」としたのなら分かるが、この記事の限りでは、彼はこの委員長を黒人とは言っていない。

それならばこの見出しは、彼の発言が委員長を格別に黒人として肩書付けをしてもいないのにも拘らず、あたかも彼が委員長を黒人と表現したかの様に見出しにして、それで彼を「人種差別」主義者の様に着色強調した上で、委員長は黒人が多く住む選挙区から選出された黒人の一人であり、そこはアメリカ最悪の犯罪地帯であるという二つの要素を結び付けて、トランプは人種差別主義者であるとする印象操作の効果を導き出しているのだ。

それとも日本の新聞社は、彼がここで「人種差別」発言をしたと何かの具体的な根拠を持って評価した故の、この記事なのか。

そして、私はトランプが人種差別主義者なのか、そうではないのか、或いは少しはそうなのか(笑)、それを判別するに恵まれた情報を持たないが、それが99%層にとって大事に結びつくことなく、単に大統領の内心に占める秘めたる個人的資質の範囲で止まる限りは、政治とテレビ新聞との世界では大きな政治問題には成り得ない方が、「玉石混交」、「浮世の苦楽は壁一重」、「清濁併せ呑む」、つまりは全ての人々にとって生きやすい、現世での曼陀羅(まんだら)の世界なのである。

そしてこの北海道新聞社に限らず、日本中の新聞社の多くが海外情報について、例え通信各社から配信を受ける受動的な契約当事者の立場であるにしても、そこでの新聞記事の文責は読者から代金を頂く新聞社以外に無い以上は、それに従い、各新聞社は、この見出しを次の通り読者にとってより分かり易く、何よりも正直に新聞社の狙い通り書くが好い(笑)。

『トランプ米大統領、下院委員長とその選挙区民を人種差別攻撃 「黒人の下院監視・政府改革委員長(民主党)委員長の選挙区は米国最悪」』。

そして共同通信社は、この様な噴飯ものの記事を配信するよりも、ドイツ銀行と世界金融の危機的状態を配信す方が何よりも先ではないのか? 

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