農業生産、北海道シェア大幅上昇 災害リスク懸念 輸送確保に課題
北海道新聞12/01
ここで北海道域の農業産量、勿論他の第一次産業も同様に、その全国占有率を下げる事で得られる利益は、日本人にとって何一つ無い。
日本人が為すべきは、北海道以外の地域、日本中が北海道に負けない様に第一次産業を育成する事だ。
その結果、北海道の第一次産業が相対的に占有率を下げるなら、それは大歓迎だ。
それが、危険負担分散であり食料安全保障なのだ。
もし、そういう細やかにでも希望を持てる時代が来た時には、「シェア大幅上昇」が「占有率大幅上昇」に、「災害リスク懸念 」が「危険負担の一極集中という最悪の事態」といった風に、大人にとって相手の意思を理解し易い、真面な日本語が日本人社会に復活する時でもあるだろう。
そう言う時代の到来を、切望する。
北朝鮮の人々が次々と餓死して行く姿が、日本人の明日の姿にはならないと言う保障は何所を見ても無い。
それが、食料自給率が実質1%の日本を囲む国際社会の厳しい現実である。