北海道新聞05/03
これは、火事場泥棒のやり口だ。
日本人が現代の国内外の歴史、そして現行憲法の意義と条文解釈を広く深く年月を掛けて学び、そこから自由主義を育む思想を獲得し、それを礎に日本人が望む憲法の在り方を繰り返し考え、その末に日本人に対して提供するべきなのが、憲法改定には当然に望まれる道程だ。
だが、「由らしむべし知らしむべからず 」の下で「見ざる聞かざる言わざる」の日本人が、今更、詐欺資本主義社会の中で奴隷と家畜から人間に蘇生できるとは思えない、深く暗い思いだけが湧き上がってくるのである。
全ての日本人へ、偽装民主主義的殖民地憲法から国家主義的新植民地憲法成立へ、おめでとう。