マグニチュード99

最期の時まで美学を求めると決めた

紛争関係勢力は自らの利益に叶うよう、取材源と取材者の生命に拘らず取材情報を常に取捨し加工したがるものだ

jp.sputniknews.com

ユネスコ、紛争地域で死亡したジャーナリストの人数を発表© AFP 2020 / Mohammed Wesam/Aleppo Media Centre
sputnik  2020年11月13日

 

ベトナム戦争で従軍記者たちが当地の実情を世界中に配信したことが敗戦の一因となったと考えたアメリカ政府は、そこで情報管理・情報操作の重要性を改めて思い知らされ、以後、内外の情報操作に徹底して力を入れたが、その状況が恒常的になった今、紛争地域にいるジャーナリストは、各武装勢力にとって情報工作に利用する為のただの道具に過ぎない。

情報工作員として中東地域で、積極的に演出活動をして世界に向け世論工作をする「ホワイトヘルメット」とは違い、多くのジャーナリストは自身が気付かないうちに「自覚無き情報工作員」に仕立て上げられて行く。

かつてのベトナム戦争でも、アメリカ軍に従軍した世界中のジャーナリストたちは、ベトナムに止まらず東南アジア域の市井に生きる人々の日常の暮らしを、日本人と全く変わらずに米を作り、牛を飼い、幼い子供の面倒を見る子供たちの様子を、解放戦線の兵士という正体を隠して普通に働き暮らしていた人たちの姿を、日本列島での生活以外に何も知らない私たち日本人に伝えた。

特に日本人ジャーナリストは同じアジア人の目線の高さで、ベトナム人の独立を目指す硬い意志、民族の誇りを描写した。

それなしに、ベトナム人はフランスとアメリカとの過酷な長期に亘る戦争に次いで、中国との限定戦争を決意することは出来なかっただろう。

そしてアメリカ軍によるアジア人に対する人種・民族差別という実像は、ベトナム戦争の様々な局面で炙り出され、報道され、それに触発されて、日本ではいわゆる左翼や、アナーキストリベラリストに限らず、民族派右翼の間にもベトナム支援の思想と運動が流れていた。

それは第二次世界大戦に於いて多くの日本人が持っていたアジア民族主義が、その理想と虚像がない交ぜのままに残像となって、ベトナム独立戦争への支援応援の心情としてそこに映し出されていたのではないだろうか。

しかし、人としての存在を示すそうした思想信条は、アメリカ政府が開戦直後から計画し、日本敗戦直後に実行し始めた占領政策、欧米支配層の直接的なアジア植民地経営に対して命を懸けて抗った日本人への「奴隷と家畜化」戦略によって、 三島由紀夫が残した言葉通り、今の日本人は人としての魂や思考といった存在感が無い、全く脱力した存在、ただ昆虫の群れの様なはかない命の群れでしか無くなった。

【「戦後日本」を診る 思想家の言葉】三島由紀夫 「からっぽ」な時代での孤独 - 産経ニュース

「無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。」

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