新型コロナ差別、感染者らへ深刻 シンポで「禁止法必要」
北海道新聞05/23
適切な例であるかどうかは分からないが、こうした主張は地下鉄内で「痴漢だ!」と叫ばれてしまえば、例え痴漢行為が無くとも、その声で痴漢として周囲から扱われる危うさに似た所を感じる。
つまり「言った者勝ち」で、余りにも一方的な主張なのだ。
人権を謳うなら、日本の国家主義社会の歴史をもう一度勉強するが好い。
それなしに、人権保護を主張するなどあり得ない。
あの個人情報保護法が個人情報を守る為として法制化され、次第に適用事例で損害賠償額が高騰したために、結局は公的立場の支配層に隠された不都合な事情があっても、それに対する報道姿勢が萎縮したのに終わった歴史的経験を振り返れば、この差別発言禁止法は、罰則を伴って何よりも素朴な市井の声を萎縮させる方向へ動くのは余りにも明らかだ。
それこそ「壁に耳あり障子に目あり」、スターリンの秘密警察の世界の再来だ。
そして、今の日本人にはスターリンの秘密警察や特別高等警察・特高などと言っても、最早そう言う知識は無いだろうから、国家主義者たちにとってはとても活動し易い社会環境が出来つつあると言えるだろう。
差別主義者に対しては個別の案について現行法を活用し、高額慰謝料請求で解決するべきだ。
そうすることで、被差別者が自由にものを言える法的保障が備えられると考えるが好い。