「三方よし」とは?経営者なら知っておきたい、近江商人の商売の極意
2015年12月24日 2018年10月11日更新 起業tv編集部
外国の資本である国際資本が宣うグローバル経済主義は、近江商人が唱えて来た日本伝統の「三方よし」とは、全く対局の関係にある。
バブル崩壊と呼ばれる時期から今までに、日本人の経済力はガラガラと崩れ去った。
その内部的要因は、労使が利益を分配し合う日本的な経営を廃して、海外投資機関の投資利益を確保増加させるために経営利益を内部留保に転換して増加させ、株式配当を確保増加させ、株価を上げて利益を算出させ、更には経営上の弱点を突いて役員の送り込みや、乗っ取りのための増資を誘い、そうして国際資本の経営支配を高めて来た所にある。
要は、殖民地政策と売国だ。
アメリカの殖民地国家日本は、売国に売国を重ねた歴史によって植民地としての性格を更に深めてきた事になる。
日本人は、そこで「三方よし」を古い価値観として単純視し、「温故知新」を忘れたのだ。
ウォーレン・バフェットが言う。
『我々が歴史から学ぶべきなのは、人々が歴史から学ばないという事実だ。』