中満氏、核巡る「分断固定」警告 NPT再検討会議の安保理会合で
北海道新聞02/27
『再検討会議が失敗すれば「NPTの価値を傷つける」』
そもそもNPT自体が『核保有国と非保有国との「分断」を固定化』したものであったから、北朝鮮は核を放棄しないのだ。
その上で「NPTの価値を傷つける」と発するのは、この国連安全保障理事会が構成する、世界の経済支配者である支配層による核の支配力を是認し、即ち階級社会の存在意義を是認するに過ぎなく、「99%層は奴隷と家畜のまま生きる道しかない、国際階級社会を黙認せよ」と言っているに等しいのだ。
しかし反シオニスト系国際資本は、核兵器保有を各国に一般化させ、そこで今まで核保有国の軍産複合体を支配して来たシオニスト系勢力の支配力を削ぎ取ろうとしている。
この『再検討会議が失敗すれば「NPTの価値を傷つける」』とは、シオニスト系勢力が自らの世界支配力を削がれる流れ、G7からG20へ流れる力、世界経済がアメリカドルから電磁的通貨を利用する多極化に向かう力、そうした流れに対して反駁した発言なのである。