若者は物を所有することへの関心を失っている
© Sputnik / Sergey Pyatakov 2019年09月11日
これぞ、自立の力を奪う、家畜化だ。
他者依存を当然視する思考停止の、知的劣化だ。
所有を支配と置き換えて考えれば、それは直ぐに明確になる。
あたかも所有権という支配権を放棄するのが、耳触りが好くファッショナブルで美しく、知的で、選ばれるべき優れた価値観であるかのようにテレビ新聞で演出喧伝する事で、99%層の頭の中を洗脳し、それを社会現象にして広く標準化させて行き、それに取って代わって個人の生活様式の基幹部分を1%層が獲得、所有支配出来る。
自家用車を捨て、全てをレンタカーや共用自動車にすれば、室内の映像も音声も会話内容も、位置情報も、全てを貸主の手中に収める事が合法的に出来る。
カーセックスなど、最早恥ずかしくて出来はしない(笑)。
99%層が所有支配する住まいが無くなり、1%層が全ての住宅を支配出来れば、例えば家主1%層と政治的に立場を異にする借主99%層が1%層の言いなりにならなければ、99%層は住いを追い出される時代が来る。
それは例えば、庭の畑には害虫除けの遺伝子組み換え済みではない果物を植えるな、と注文が付く時代のことだ。
或いは、室内外の監視カメラとアマゾンエコーの標準装備化をされる時代のことだ。
騙されるな。
1%支配層は99%層から社会的生活手段への決定権を裏打ちする支配力を全て奪い、1%層が用意する社会的仕組みに生活手段の全てを依存させ、それなしに生活できない様、好きな様に自立してはいけない様、1%層からの「愛」なしに生きてはいけない様、99%層が持つ所有権つまりは支配権を奪うのだ。
水も、食糧食料も、治療や薬も、居所も、情報も、薬も、生きる術の全てが1%層の決定に従うのが、家畜というものだ。
しかし、私は家畜として死にたくはない。
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